1マイルの価値はいくら?(国内線)
このページでは、貯めたマイルを国内の特典航空券と交換しようとした場合の 1マイルの価値について考えてみたいと思う。
(国際線に関しては次のページ「1マイルの価値はいくら?(国際線)」に記載している。)
1マイルはいくらなのか?
「1マイルがいくらに相当するのか」という問いについて、一概に「1マイル=〇〇円」と決まっていない。 理由は、行き先や予約時の割引内容(早割や往復割など)によって「1マイル=〇〇円」というのが変わるためだ。
〇東京-沖縄間の場合
例えばあなたが土日休みの仕事をしている方で、東京から沖縄へ旅行する場合を考えてみよう。
祝日で料金が高くならない週末を選んで、旅行を満喫するために金曜日に思い切って有給休暇を取り2泊3日の計画だ。
平日に飛行機を利用すると多少料金を安く抑えられるというメリットがある。
行きは午前の便で出発し、帰りは夕方出発で夜に到着する便を予約したとしよう。
この場合、最も早割が効く便を取れたとして、ANAとJALのどちらも往復で38,000円以上はかかる。 東京-沖縄間(往復)で必要なマイル数は、ANAだと18,000マイル、JALだと15,000マイルだ。 このケースだと1マイル=2円以上ある計算になる。
〇東京-札幌間の場合
今度は東京から札幌へ旅行する場合について考えてみよう。
旅行計画の内容は先ほどと同じだとすると、最も早割が効く便でANAとJALのどちらも往復で33,000円以上となる。
東京-札幌間(往復)で必要なマイル数は、ANA、JAL共に15,000マイルだ。
こちらのケースも1マイル=2円以上はある。
一般的に飛行距離が長いと1マイルの価値が高くなる傾向にあり、国内よりも海外旅行の方がよりお得になる。 特に海外旅行の場合は、エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスとクラスが上がるに連れてお得度が増す。 飛行距離によって大きく変わるため一言でいうのは難しいが、ざっくりエコノミークラスで1マイル=3円程度、ビジネスクラスで1マイル=5円程度、ファーストクラスで1マイル=10円程度といったところだ。
〇東京-大阪間の場合
今度は逆に近距離、東京から大阪へ旅行する場合について考えてみよう。
旅行計画の内容はこれまでと同じだとすると、最も早割が効く便でANAとJALのどちらも往復で17,000円~19,000円程度となる。
東京-大阪間(往復)で必要なマイル数は、ANA、JAL共に12,000マイルだ。
こちらのケースの場合は1マイル=2円以下となってしまう。
国内線においても、飛行距離が長いと1マイルの価値が高くなる傾向にある。 総合的に考えると、およそ1マイルの価値は 2円程度と考えることが出来る。
ネットで1マイルの価値を調べてみても、1マイル=2円と見て問題ないようだ。 東京-沖縄間や東京-札幌間の場合でも、昼間の便、深夜に到着の便、平日のド真ん中といった利用者が少ない最安値の便を狙えば、1マイル=2円以下になる場合もあるが、仕事をしていて土日が休みといった方にとっては現実的ではない。 また、このページで挙げた例は、最も早割が効く便の予約が空いていて連休などで割り増し料金とならない日を選んだ場合である。 そうでない場合には1マイルの価値はもっと上がる。
結論
結論として、1マイルの価値は 1マイル=2円 として考えればよい。 また、飛行距離が長い場合は1マイルの価値が上がり、距離が短い場合は1マイルの価値が下がる傾向にある。
次のページでは、今度は国際線の場合の1マイルの価値について考える。 国際線の場合は、国内線以上に目的地によって飛行距離が大きく異なり、更にエコノミー/ビジネス/ファーストクラスと座席のランクの違いもある。
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